2009年02月25日

犯罪の扉07: 保護者が子どもを保護出来なくなる

子どもにケータイを持たせることによる一般的な危険性として、子どもを保護すべき保護者が、我が子を保護出来なくなるという問題が発生します。


【子どもにケータイを持たせていない場合】

まず、ケータイが無い時代、あるいは子どもにケータイを持たせていない場合を考えてみます。

子どもが外部と連絡を取るのは主に固定電話となります。固定電話の場合、保護者が出ることが多いでしょう。保護者が受けた電話を子どもに取り次ぐ訳ですが、ここでフィルタリングが働いています。
もし悪質と思われるセールスであれば、取り次がないで断るでしょう。言葉の悪いクラスメートや異性の場合は、取り次がないとか、取り次いでも心配で特別に意識をするでしょう。不良グループだったりしたら深刻に対策を考えるでしょう。
そのようにして、我が子の交友関係を自然に把握し、必要に応じてフィルタリングをしています。

我が子の友達が家に尋ねて来たら、そこで挨拶をしたりして、仲良しの友達の容姿や言葉遣いなどを自然にチェックすることが出来ます。

このように、ケータイが無い場合は、ごく自然に、我が子の交友関係を把握出来るし、子どもを保護出来るものです。

子どもにとっては、電話にしても訪問にしても、最初に相手の親が出ることが多いため、敬語や挨拶も自然に学んでいきます。


【子どもにケータイを持たせた場合】

しかし、子どもにケータイを持たせると、便利な反面、いくつかのデメリットも生じます。

まず、子どもにかかってくる電話や届くメールに関して、保護者は全く関わることがありません。子どもが誰と連絡を取っているのか、どんな言葉遣いの友達なのかも分かりません。不良グループと関わっていても気がつかないかもしれません。

また、わざわざチャイムを鳴らして来る子も少なく、ケータイで連絡を取り合って外で待ち合わせる事が多くなります。

そうなると、友達の性格も容姿も分かりません。相手は同年代なのか大人なのか、同性なのか異性なのかも分かりません。良くない友達から我が子を保護することが出来なくなります。

また、保護者の知らないうちに、詐欺サイトや悪意を持った人が子どもに直接コンタクトをとる事が出来るため、その判断と自己防衛を子ども自身に委ねることになります。大人なら騙されなくても、子どもは騙されることがありますから心配です。

悪意を持った人は家に尋ねてくることはありません。ケータイを使って、親が保護出来ない場所まで子どもを誘い出します。

それに、電話や玄関先で大人と接する機会が減るため敬語を使う機会も減ることになります。夜に電話をするのは失礼だとかのマナーも学ぶ機会が減ります。

寝不足や勉強不足、いじめなどの問題も深刻です。


【結論】

このように、子どもにケータイを持たせる場合、
 ・我が子の交友関係を把握出来なくなる
 ・悪い友達と付き合っていても保護者が気がつかない
 ・詐欺や悪質サイトなどの判断を子ども自身に委ねることになる
 ・敬語を使う機会が減る
 ・電話や訪問のマナーを実践する機会が減る
 ・ネットいじめに遭うことがある
などのデメリットがあります。

子どもにケータイを持たせる場合、保護者としてこのデメリットをどのようにして補うかを考える必要があると思います。
posted by こまもりパパ at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犯罪の扉
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