2008年01月11日

学研の地球儀の問題

(ちょっと国際政治っぽい話です)

学研が、台湾を「台湾島」と表記し、音声案内では「中華人民共和国」と表現する地球儀を販売していたというニュースがありました。

「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明していたし、
また、「さらに、日本の地理の教科書では帰属先が未定として白表記になっている樺太の南半分や北方領土以北の千島列島を、ロシア領として色分けしている。」ということでした。なんとも情けない話です。

学研の地球儀が公平な立場で作られていないのは混乱の元です。政治的な圧力を受けているとはいっても。

日本は、中国の主張は「尊重する」としても受け入れている訳ではないし、逆に台湾を独立国として認める面も強いことくらい私でも知っています。

まだ問題が明るみに出たので良かったです。

私は国際政治の専門家じゃないですけど、中国が信奉している共産主義と、日本の民主主義は「水と油」の関係というか、共存できない価値観だという事くらいは学んで来ました。

どうしてかというと、
共産主義の目標は、「財産等の私的所有を、全て社会的所有にして格差を無くす」ことだと理解しています。だから一党独裁なわけです。
民主主義はその逆です。

だから、たとえ中国が共産主義になったとしても、世界に「私的所有」が残っている限り、それは貧富格差のある民主主義なわけで理想社会じゃないのです。
結局は「全世界を共産主義にするまで理想は来ない」と考えているからだというのです。

本来、民主主義は「様々な主義思想を認める」立場ですが、共産主義だけは上記の理由で「民主主義を撲滅することが最終目標」だから、米国は共産主義だけは認めることが出来ないというのです。

日本という国は、「一党独裁の中に日本も取り込みたい中国」と、「共産主義を許さない米国」との間に挟まれて身動きが取りづらい立場にいるわけです。

どちらが良いとか正しいとかは専門サイトに任せますが、微妙な水と油の関係の[中国−台湾]であり、[中国−日本」なのですから、もう少し慎重に作ってもらいたかったです。

国際関係は厄介ですが、日本としては微妙なバランスを保って近隣諸国との関係を維持しているのですから、その苦労を無にするような地球儀は困ったものです。
posted by こまもりパパ at 13:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 関係ない話
この記事へのコメント
なにをいってもわかってくださらないと思いますが、一応参考用に載せておきます。

民主主義http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9

立憲主義http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%86%B2%E4%B8%BB%E7%BE%A9
Posted by 12434 at 2013年10月15日 23:19

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