2007年11月25日

松居和氏の講演

先日、松居和(まつい かず)氏の講演を聴いてきました。

松居和氏は、米国で活躍されている松居慶子(ジャズピアニスト)のご主人で、松居慶子のプロデューサーであり尺八奏者としても活躍されている方です。
その音楽関係の仕事をされながら、子育てに関して熱心に講演活動をされています。

何年か前に一度講演を聴いたことがあり、ネットで偶然見つけたので聞きに行ってきました。

面白おかしくお話されるのですが、内容はとても重要なものだと感じています。すべてを紹介することは出来ませんが、すこしだけ紹介します。

話の中でよく「幸福のものさし」という言葉が出てきます。幸せというのはその「幸福のものさし」の持ち方次第だと仰っています。

「自由が幸福」、「不自由が不幸」と考える人たちが結構いるが、そう考えると、結婚は「自ら進んで不自由になること」だし、子供を持つということは「さらに輪をかけて不自由になること」だから、すなわち「不幸」となってしまう。でも、本当に不幸だったら、人類はとっくの昔に滅亡している。その不自由さの中に幸福を感じてきたからこそ、いまの人類が続いている。

そのためには、人間関係の不自由さの中に幸福を感じる「ものさし」が必要だし、子育ての中に幸福を感じる「ものさし」が必要であり、人類は古代からそのような「幸福のものさし」を持ってきたという話です。

でもそれが、米国では失われてきている。日本はまだいい。米国では3人に1人の子供が父親なしで生まれてくる。さらに、養育費を家庭に入れない父親には自動車免許を取り上げるという法律がいくつかの州で成立されている。そのくらいの圧力をかけないと、父親が子育てを放棄してしまう社会になっているそうです。

米国では、小学校で実の父親がいるのが半数以下だから、「父親がいない家庭」という表現よりも「父親像となりうる男性がいない家庭」という表現を多く使うそうです。それくらい家庭が崩壊している。
そんな国を日本人は「先進国」と呼んで真似をしている。

日本は先進国では奇跡的なくらい家庭が維持できている、なんでもかんでも米国の真似をしてはいけないと仰っています。

「他人が幸福になることで自分が幸福を感じる」という「幸福のものさし」を持ったら、子育てはほぼ問題ない。
たとえば、子供の自転車練習はお父さんが担当するとかがいい。父親に忍耐力がつくし、自分が忍耐して教えたことが子供に実るという喜びを体験することが、親として成長することだということです。

だから「親らしく」なるためには、子供に関わる生活、特に幼児に囲まれながら生活するのが一番だそうです。裏表もない、駆け引きもなく、楽しそうにしている姿の中にこそ、自分が忘れていた「幸福のものさし」を発見できるそうです。

親自身が、子育ての中に自分の幸せがあることを見つけられることだということのようです。その親の心が失われてしまった米国で少年犯罪が多いことなどを比較しながら多くの話をしてくださいました。

講演の内容は、米国の家庭の様々な現状、日本と欧米の違い、義務教育の問題、保育園との関係、父親の役割、母親の役割、受験戦争が家庭の絆を強めるなど、1時間程でしたが、とても紹介できないほどの内容でした。

これは、多くの方に直接聞いていただきたい内容だと感じています。


松居和のホームページ
http://kazumusic.com/kazu_matsui/index.html
posted by こまもりパパ at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て情報
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