2009年06月21日

石川県で子供に携帯を持たせない条例

県議会の自民党などは17日、小中学生に携帯電話を持たせない努力義務を保護者に課す「いしかわ子ども総合条例」の改正案を6月議会に提出した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20090618-OYT8T00115.htm

というニュースを見ました。

かなり思い切った過激な条例で心配になりましたが、罰則規定がなく、親への意識改革が主目的の改正と考えれば妥当なところかなと思います。

「子供の権利」をやたらと強くする条例を出して、親のいうことを聞かない子供を大量生産する県よりもよっぽど良いと思います。

そもそも、なぜ都道府県レベルの携帯対策で苦労するかを考えれば、安全な携帯電話が少なすぎることと、フィルタリングの質が悪い点だろうと思います。

電話機能だけとか、家族間メールまでとか、メールはつかえるけどwebは使えない電話機って殆どないしあってもデザインを選べるほど出ていない。

子供向け携帯を個別の機種にしないで、すべての携帯電話にそこまで制限設定する機能を必須で実装すれば済むことなのに、携帯各社は絶対にそんなことをやろうとはしない。

機能を制限するだけなら、ハードウェアは共通で、ソフトウェアで親権者のパスワードロックを当該機能に付けるだけのことで、たいした開発費用はかからないはず。「ボタンを押しても反応しない」ようにするだけですから。

つまり、ケータイ会社は多くの保護者が願っている選択機能を、その気になれば全機種に実装できるのに、かたくなに実装せずにいるわけです。

それに、EMAで強制的にフィルタリング対象外にされるサイトに危険なものが多いのも大問題です。 未だにミクシィやモバゲでは警察から削除要請をされるまで危険な誘いが消えないことが多いといいます。

EMAが今の腐敗体質でいるかぎり、どんなにフィルタリングの制度が向上しても、決して安全にはならないでしょう。

このように、携帯電話会社が起こしている問題を誤魔化し続けているために、条例などで苦渋の選択をせざるを得なくなっているのでしょう。

私は、ケータイそのものが子供に悪だとは思いません。
もちろん、電話を持たせることで、子供の交友関係を把握しづらくなるという問題点はあります。でも通話機能だけではここまで子供の犯罪は増えなかったでしょう。

問題なのは、携帯電話を提供している会社が、子供の安全を重視していないところにあると思います。企業のモラルが変わらないといけない。携帯電話会社はもっと社会貢献すべきだと思います。

しかし、熾烈な競争のただ中にいる会社に求めても実行しないでしょうから、条例ではなく法律で子供を守るようにして、企業間で公平になるように規制すべきだと思っています。

フィルタリングは国が主導で行うべきだという自民党案に対して、民主党が中心に出してきたEMA(モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)によって、企業の大きな抜け道を造ってしまいました。

フィルタリングが国の主導で行われていたら、石川県条例での苦労も減ったでしょうね。
posted by こまもりパパ at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | こまもり情報