2009年03月01日

子どもの防犯対策講座

を受けてきました。民間のNPO団体の講座でした。

防犯対策には
・犯罪機会を減らす方法
・犯罪原因を探る方法
があるが、特に子どもに対しては前者の方法で考えるべきだそうです。
(後者の)犯人像や犯罪手口を教えて「自分で判断して、自分で防御しなさい」という丸投げはすべきでないと言っていました。こうすれば助かる、こうすれば逃げられるという丸投げはよくないということでした。

「子どもに判断と対応を丸投げしない」というのは私も同感です。ケータイを持たせることで、親がフィルタになれなくなるため、結果的に子どもに判断と対応を丸投げすることが問題であると考えています。地域の防犯についても同じだと思っています。

だから、犯罪機会を減らす対応が重要であるということで、犯罪に遭いにくい環境作りが重要であり、犯罪に遭いやすい場所を特定して子どもに近づかないように教えることが重要であると講師がおっしゃっていました。なるほどと思いました。

一例として、落書きが多い場所は人目のつきにくい場所だから、危険な場合が多いそうです。落書きは「いたちごっこ」になっても消し続けるべきだそうです。
そういえば、以前にニューヨークのジュリアーニ市長が、地下鉄の落書き(軽犯罪)に対する取り締まりと罰則を強化した結果、凶悪犯罪が激減したという事例を思い出しました。


ただ、講演の後半の、性教育やCAPの紹介では、完全に「子どもに丸投げ」の対応で、講師自身の論理矛盾を感じました。
安全な環境を作ってあげるのではなく、「こうすれば安全、こうすることは危険」という判断を子どもにさせる教育のようです。講師自身がまだ頭の整理が十分に出来ていないのでしょう。


実際に性器の名を覚えさせる性教育での利点と欠点は次のようなものがあると聞いています。
【利点】
今まさに性行為をしている子どもと、性行為をしようとしている子どもに対しては、詳しい性の知識を与えることで、妊娠中絶などの被害を減らせる。
【欠点】
手をつなぐのが精一杯だったカップルが、性教育を受けた後、お互いの性器を見せ合うようになる。

と、一部の子どもたちには救いになりますが、多くの子どもたちには却って興味を持たせ、セックスの話は恥ずかしいことではないという正当化の材料にもなっています。

またCAPの利点と欠点については
【利点】
親兄弟や親戚から虐待を受けている子に対しては、「NO」と言えるようになることで、救済の道が開ける。
【欠点】
「親が正しいとは限らない」「必ずしも親に従わなくてよい」という教育が、親への尊敬心を失わせ、子どもを「わがまま」にするため、親の言うことを聞かなくなるという問題が多発している。

どちらの場合も、すぐに救済が必要な子に対しては効果があるのですが、その他大勢の子どもに対しては、好ましくない影響を与えることになります。

その原因は、やはり「子どもに判断を丸投げする」という発想にあると思います。「親を信じていいか悪いかの判断」を子どもに丸投げする。「性行為をするかしないか」を子どもに丸投げするという教育のため、結果的に子どもに無理な負担がかかっているのだと思います。
子ども全体に性教育やCAP教育を施して子ども自身に判断と責任の重荷を負わせる前に、安全な社会環境と家庭環境を整備してあげることが先だと思います。性教育がいらないような安全な環境を作ってあげる努力の方が大切だと思います。


これらのことは、利点と欠点の両方を教えてくれないと、保護者として正しい判断が出来ません。両方を聞いた上で、我が子には受けさせるべきか、受けさせないかを保護者が判断できるようにしてもらいたいものです。

ケータイも同じです。いつでも子どもと連絡が取れて便利で安心だという利点がありますが、同時に子どもの交友関係を監視できなくなるという欠点もあります。(これは深刻な問題なのです)

携帯電話会社も、ケータイ関連サービスの会社も、マスコミも、そのような欠点については一切保護者に伝えてくれません。欠点も同時に伝えてくれていたら、ケータイを持たせる親は少なかったかもしれません。
posted by こまもりパパ at 23:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | こまもり情報